子どもプログラミング教室の運営についての反省と今後

Vol.822
昨日、プログラミング教室に
通い出して6か月になるS君の
保護者さまと電話で30分くらい
話をしました。

クレームがあったからです。

発端はSくんのお母さんから
レッスン欠席の連絡を受け、
振替レッスン日の提案をした際に
私が間違えて、レッスンがない日を
提案してしまいました。

その後、ミスに気がついて、
すぐに訂正を入れたわけですが、

保護者さんに不信感を
抱かしてしまいました。

電話で話をしていると、
振替日を間違えた事以前に
うちの教室の運営体制自体に
不満が大きいことが分かりました。

整理すると
不満はこの3つ。


1つ目は、
電話が繋がらない。
と言うこと。
電話に出る事務員さんはいないのか?
ということ。

事務員さんはいませんので
講師が授業中は電話に出れませんし、
言った、言わないのトラブルを避けるため、
全てのやり取りをLINEにしています。

ただ、何か困ったらすぐに電話しちくださいね。としてます。
なので、お子さんの事や購入相談や
トラブルの相談は電話でお受けしてます。

この件は体験レッスンが終わり
入会の案内をする際に口頭で
保護者さんに伝えているけど、
伝わってませんでした。

今後は入会規約にしっかり追記しますが
電話を取る事務員さんはおけません。

2つ目は、
子どもが何をやっているか分からない。

これを指摘されたのは、
4年間で80名中、
3人目です。

はっきり言ってくれる人が
3人なら思ってても言えない人は
10倍ぐらいいらっしゃいますね。

入会案内では
お伝えしていませんが、
今日はこのブログで理由を
書いてみます。

そもそも親御さんは学習塾と
プログラミング教室を
同じ習い事として扱っています。当然ですね。

恐らく学習塾のような
管理アプリを使って
担当したスタッフが授業の様子を
毎回保護者さんに送信してくれる
それを望まれているのだと思います。

学習塾は成績をあげる事が目的で
それに見合った高い月謝をもらっています。

例えば、月謝を2万円、3万円、
また夏期講習、冬季講習などで
年間を通して収益を
確保しているからできるビジネスモデルです。

だけどパソコン教室は季節や進級のタイミングで
売上をどーんと確保することはない。

そこでこれをやろうとすると、
今の8,800円の月謝に加えて、
学習管理アプリが3,000円
スタッフが記録する人件費2,000円
程度が加算されて、
14,000円くらいになります。

月謝が高くなったら
やりたくても通えない子が
たくさん出てきます。
だから、必要以上のサービスはせずに
多くのお子さんに通ってもらおうと
判断してます。

習字やそろばんのように
通っていることで、
総合的に技能が身につくようになるからと
私が保護者さんに甘えてます。

だから、毎回、
何をしてどうだったと言う
報告はしていません。

ちなみにコースの内容や流れは、
入会カウンセリングで
しっかりご案内してます。

確かに毎月お金払っていて、
子どもに何をやったの?って聞いて
さー分からない。
では不安ですよね。。。

報告をしない代わりに
いつでも見学どうぞ!
としています。

3つ目は、
クラス変更について
他のクラスの詳細を
知らされていない。

と言うのは、
最初、S君は
土曜日15時15分クラスに
在籍してスクラッチでの
プログラミングコースを
受験生していましたが、
あまり興味がないとのこと。


それに加えて土曜日は
他の習いごとが始まるから
曜日も変更して欲しいし、
他のコースにも変更してほしい
との事でした。

現在、稼働している8
クラスの中から

彼の年齢、レベル
彼の通学可能な曜日、時間
更に
クラスの雰囲気、空き状況
スタッフの数

などを考慮すると
入れるクラスが
水曜日の18時45分のみ

そちらは、
2席だけで空きがあったので、
そこを案内し、
LEGOプログラミングを
11月からスタートしました。

そもそも、
プログラミング関連のクラスは
火曜日、水曜日、土曜日しか
振替ができないとお伝えは
していましたが、
そちらももっと大きくはっきりと
書くべきでした。

そのお母様は、
スクラッチプログラミングから
LEGOプログラミングに
移動した時点で、
プログラミング関連のクラスでは
なくなったと解釈されていました。
 

だから、どの曜日でも
振替できると思われたそうです。

この点ももっと細かく説明が
必要だったと反省しました。

更に反省したのは、
最初の私の判断についてです。

11人講師を抱えていますが、
それでも人材不足で、
今はクラスを増やすことは
考えていません。

だけど、ありがたいことに
現在、80人ほどの子が
通ってくれています。

S君がクラスを変更する時点で、
振替がし辛くなるかな。と
思ったことは確か。

うちの今の現状からは、
物理的に通学が
難しいのでは?と
あの時はっきり言えば良かったかな。と反省しています。

Sくん、せっかく通い出して半年
通学にもも慣れてきたしと
クラス変更を断らないようにと
良かれと思って判断が
間違っていたのか。。。

30分ほどお母さまの
不満を聞いてから、

『申し訳ないですが、現時点では
3つのお希望について改善の予定がないです。』
とお伝えし、
今後どうされるか、
判断を委ねました。

そうしたら、

『ようするに、
改善しないと言うことですね、
先生のところには
たくさん生徒がいるから
嫌だった辞めてもらっていいですよ。
って事ですね?』

と。。。
なるほど、、、
そう、受けとられるのか、、、
と一瞬、衝撃的でしたが、
確かにそう感じますよね。


勘違いされたままでは困るので
こう伝えました。

『はい、今はこの体制を
変えるつもりはありませんが、
そんな風に思ってません。

ただ、お母さまが、
改善しないことを
不満に思いながらうちに
月謝を払って行くのは
嫌だろうと思うし、

私も不満に思っているんだろうなーと
感じながら通ってもらっても
嫌なんですよね。

それはお互い幸せじゃないと思うから
お母さまに判断して頂こうという
意味ですよ。と伝えました。

最終的には運営にご理解は
いただけ通学を継続しますとの事。

今は現状のままですが
それでも何かしたできることは
やっていこうと思います。


私たちは、
子どもたちが楽しめるよう
精一杯で頑張ってます。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。