Vol.566
3日前の3月8日に
次男が無事に中学を卒業しました。
卒業おめでとう!
本日、まぁまぁの長文です。
↓
今は穏やかな顔をして、
微笑んでいる彼ですが、
中学に入ってからの1年半ほどが
とても大変でした。
誰にでもある反抗期です。
彼は小学1年からサッカーをしていて、
部活では技術を向上させるのは
難しいだろうと判断して、
クラブチームに所属しました。
悲劇はそこから。
小学1年から続けている
大好きなサッカーだったのに
クラブチームの監督と合わないと
練習をサボるようになりました。
私は無理やりサッカーを
させている訳じゃないし、
無理やりクラブチームに
行かせたい訳でもない。
彼が夢を叶えられるように
手助けしたいだけ。
彼の希望でクラブチームを辞めて
兄がいる中学のサッカー部
部活に入れてもらうことにしました。
(部活の顧問の先生との
出会いはまた明日書きます)
中学に入ってからできた新しい友だちと
遊びまくり勉強もしなくなったり。
終いには、
学校に行くカバンの中は、
箸箱オンリー。
何も持っていかなくなりました。笑
ペラペラのカバン。
昭和のヤンキーみたいです。笑
完全に反抗期。
まぁ、小さい頃から
イヤイヤばかりだったし、
万年反抗期のような感じだけど
かなりきつかった。。。
毎日がドン底。
何をどう接していいのかが
分からない毎日。
今までみたいに、
『うん、分かった』と
あどけなく返事をする息子は
もうそこにはいませんでした。
我が子のことなのに
分からなくなってしまいました。
一生懸命、仕事と子育てを
頑張ってきたのに、
何で?何で?って
ハテナでいっぱい。
腹立たしく思い、
怒ってしまったり、
一生懸命、仕事も家事も
子育ても頑張ってきたのに、
何が間違っていたんだろう。。。
そう思うと、
悲しくて、涙が止まらない。
だんだんと息子が
わからなくなって来て
会話することも嫌になってしまった
時期もありました。
だけど、
考えて考えて考えた
結論は、
『絶対に手を離さない。』
ということでした。
彼が好きな事に興味を持って
理解して、話を聞く。
仕事は二の次で、
彼を優先することでした。
カラオケもボーリング
ボクシング、
全力で向き合いました。
歳だからキツいけど。
親ができることは、
待つだけなのかな。と。
帰る場所を温めておくことしか
できないなと。
そう思いながら
毎日を過ごしていました。
彼にはたくさんの友だちがいて、
家に帰りると玄関にズラリと
自転車が並ぶことが多い。
あの狭い部屋に10人も
どうやって入れたんだろう?と
首を傾げながら
リビングにいくと、
10人がリビングで
ホットプレートで料理を
しているじゃないか。
みんなに
『足りるんか?
美味しかったか?
楽しんでね。
後始末だけお願いね!
あと、あまり帰りが
遅くならんようにね』
と声をかけたり。
そんな事を何回かやってたら、
息子の友だちも懐いてきて、
うちの家族の外食にも
友だちが混ざってたり。
息子曰く、
『ニシくん(息子のニックネーム)の
かーちゃん気使わんでいいから楽や。』と言うらしい。
先生が嫌だという話、
親とケンカした話、
好きな子の話、
そんな事を
話してくれるようになりました。
息子の今を認めること、
信じることは、
彼の周りも受け止めていくことでした。
これまでの
私が、自分が、
子どもを育ててるという
当たり前は、当たり前じゃなく、
子どもではなく
1人の人間として向き合っていき
しばらくすると、
1年半ほど続いた反抗期は
終わりを迎えました。
2年生の夏休みから
人間変わってしまったかしら?と
勉強も部活も全力になりました。
びっくりでした。
手を離さず、
諦めずに向き合った経験は、
今、私がやっている
子どものパソコン教室や
プログラミング教室、
通信制高校の事業で、
子どもと接するのには
大切な経験でした。
特に通信制高校には
通じているのかと。
うちの
ふくいICT中央高等学院
通信制高校には、
4月から5人の生徒が
入学、転学、編入してきます。
入学するには願書と一緒に
作文の提出が必須です。
作文は、
『どのような高校生活を送りたいか?』
という内容です。
みんなの作文を読むと
辛い過去に向き合いながら
これからの学校生活に
希望を持っています。
その中で、
いじめと体罰で、
高校を退学し、編入してくる生徒の
作文にこんな事が書いてありました。
『先生は、
自分の話をちゃんと
聞いてくれる人だと分かって
安心しました。
ふくいICT中央高等学院を
1日も休まず、高校卒業したい。』
って。
だった1時間の面談で、
そんな風に思ってくれたんですね。
ありがとう。です。
みんな色んな理由があり
不登校になり、
何とかしなきゃって
焦っている子。
焦ってはいても
顔には出さず、
親には素直になれず、
八つ当たりして、
でも親に心配させない様に
仮面を被ってみたり、
一番苦しんでいるのは、
彼ら。
そんな彼らが勇気を振り絞って
入学してくれる。
うちをえらんでくれました。
みんな面談に来た時は、
うつむいて、オドオドしてたり、
話さなかったりだけど、
1時間くらいの面談が終わり
帰り際はスッキリした顔を
しています。
面談後、
親御さんから、
『息子がそちらに通いたいと言うので
お願いします』と連絡をもらえます。
子どもたちに、
がんばり過ぎず、
マイペースでやれる学校だって
伝わってるのが嬉しい。
今度は5人の生徒の手を
絶対に離しませんよ^_^
在籍中に、
興味を持ったり
やってみたいって思うことは
どんどんチャレンジさせたいし、
だけど、焦らないように。
ゆっくり、ゆっくり。
まずは家から1歩出れたら
良かったってことで!
だいぶん、
脱線してしまいましたが、
このわがままな次男の
大反抗期のおかげで
私も成長できました。
何はともあれ、
卒業、おめでとう!
そして、ありがとう。
これからも
我が子も生徒たちにも
子ども達が今何を考えて、
どうしたいのか?
心に目をむけていき、
答えを急がず、
じっくり向き合って
いこうと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。